大阪市の住宅事情と、屋根・外壁リフォームが重要な理由とは？

2025年7月9日

「外壁が色あせてきたけど、塗装はまだ先でいいかな…」
「屋根が古くなってきた気がするけど、雨漏りが起きていないから放置中…」

大阪市内、とくに北区・西区といった都市中心部では、こうした“様子見”の声が多く聞かれます。

ですが、築30年以上の住宅では、外から見えないところで劣化が進んでいる可能性も。

実際、近年は局地的豪雨や台風の影響で、屋根・外壁からの雨漏りやトラブルの相談件数が急増しています。

本記事では、大阪市における住宅事情とともに、

リフォームの必要性
地区別の気候・立地リスク
築年数ごとの注意点
補助金制度
施工事例

までわかりやすく解説していきます。住まいのメンテナンスを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

大阪市の住宅事情｜築年数とエリアの違いを知る

北区・西区は“利便性と老朽化”が並存

梅田や中之島に近い大阪市北区・西区は、ビジネス・商業の中心地であると同時に、昭和40〜50年代に建てられたマンション・戸建ても多く残るエリアです。

都市型住宅ゆえにデザイン性は高い一方、外壁の劣化や屋根の断熱性能不足など、見えない部分での課題が年々顕在化しています。

とくに北区・中津・天満や、西区・九条・靱本町といった住宅エリアでは、風の通り道となる川沿いや高層ビルの間で、ビル風や強雨による屋根材の剥がれが目立つようになっています。

旭区・東淀川区などでは木造戸建てが密集

一方で、東淀川区・旭区・城東区などでは、木造戸建てが密集している地域が多く、築30年超の住宅が多く見られます。
これらのエリアでは、地震や風災への備えとして屋根の軽量化（瓦→ガルバリウム鋼板）を選択するリフォームも増えています。

なぜ今、屋根・外壁リフォームが重要なのか？

理由①｜屋根からの雨漏りリスクが年々増加

大阪市では、ゲリラ豪雨や台風が毎年のように発生しています。とくに横殴りの雨が多い沿岸部や高層ビル近くでは、屋根材の隙間から雨水が侵入し、天井にシミやカビが出てしまう事例も。

例えば、西区・北堀江での事例では、瓦のズレから発生した雨漏りを放置した結果、下地材まで腐食して150万円以上の修理費がかかったケースもありました。

理由②｜外壁の劣化による断熱性能の低下

大阪の夏は非常に暑く、ヒートアイランド現象の影響で、都市部では体感気温が40度近くになる日もあります。
築年数の古い住宅では、外壁材の断熱性能が不十分なことも多く、冷暖房効率が著しく低下してしまうのです。

リフォーム時に遮熱塗料や断熱材を組み合わせることで、年間光熱費を15〜20％削減できたというデータもあります。

地域特性で見る屋根・外壁の弱点と対策

地域	特徴	注意点
北区（中津・天満）	商業地と住宅地が混在。マンション多め	外壁塗装の劣化、ドレン詰まりによる雨漏り
西区（靱本町・九条）	川沿いや高層ビル風が強い	屋根の剥がれ、ベランダ屋根の破損
淀川区・東淀川区	戸建て密集地。高齢化率も高め	軒天の剥がれ、漆喰の崩れ、雨どいの歪み
港区・大正区	沿岸部で塩害や強風多し	金属屋根のサビ、シーリング劣化
生野区・東成区	狭小地や古い町家が多い	足場設置の制約、雨樋詰まりや雨漏り

築年数別｜大阪市で検討すべきリフォーム内容

築10〜20年：予防保全のタイミング

スレート屋根の塗装（遮熱・ラジカル制御型がおすすめ）
外壁のチョーキング・クラックの補修
シーリングの打ち替え

築20〜30年：屋根・外壁の交換検討

屋根材のカバー工法や葺き替え
外壁サイディングの張り替え or 高耐久塗料塗装
雨どい・換気口まわりの交換

築30年以上：構造部まで要チェック

垂木・野地板の腐食がないか点検
基礎部分や庇・軒裏の修繕
必要に応じて耐震補強・断熱強化

屋根・外壁リフォームで活用できる補助制度（大阪市）

【大阪市】住宅エコリフォーム補助金

→ 省エネ性能向上を目的とした屋根・外壁リフォームに補助金が出る制度。
　※要件：遮熱塗料使用など

【国交省】長期優良住宅化リフォーム推進事業

→ 耐震・省エネ・劣化対策を含むリフォームに最大100万円まで補助

※申請は“着工前”が必須！補助金申請に詳しい業者に相談しましょう。

実例紹介｜北区での屋根カバー＋外壁塗装

築38年の北区の木造住宅

・屋根：劣化スレートに遮熱ガルバリウム鋼板のカバー工法
・外壁：ラジカル制御型塗料による2色塗り分け塗装

施工後は、夏の室温が約3度低下し、冷房費も約20％削減。外観も「まるで新築みたい」と好評でした。

業者選びで失敗しないための3つのポイント

大阪市で屋根・外壁のリフォームを成功させるには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。以下の3つのポイントを押さえておけば、後悔のない工事につながります。

✅ 1. 大阪府知事の建設業許可を取得しているか

建設業許可は、一定の実績・財務基盤・技術力を備えた業者にしか与えられない公的な認可です。

「大阪府知事許可（般‐29）第149300号」のように、許可番号が明記されているか必ず確認しましょう。信頼性と法令順守の証になります。

✅ 2. 点検・見積もり・報告書が無料かつ丁寧か

優良な業者は、現地調査の段階から親切・誠実です。

無料で点検を行い、ドローン撮影や写真付きの報告書で、現状とリフォームプランをわかりやすく説明してくれます。見積もりの内訳も明確かどうか要チェックです。

✅ 3. 施工事例が大阪市内（北区・西区など）にあるか確認

地元での施工実績は、地域の気候・住宅事情を熟知している証拠です。

北区・西区・港区など、大阪市の各エリアで実際に施工された事例があるか、ホームページや現地で確認しておきましょう。

よくある質問（FAQ）

Q1. どんなタイミングで屋根や外壁のリフォームを考えるべきですか？

A. 一般的には、築10年を過ぎたあたりで点検を受けておくのが理想です。
特に「色あせ」「コケの発生」「ひび割れ」「雨ジミ」などの症状が見られた場合は、塗装や補修のタイミングかもしれません。
見た目に変化がなくても、内部では劣化が進んでいることもあるため、10〜15年おきに専門業者による点検をおすすめします。

Q2. 工事期間はどのくらいかかりますか？

A. 工事の規模や天候によって異なりますが、目安としては以下の通りです。

屋根塗装：約5～7日
屋根カバー工法：約7～10日
外壁塗装：約10日前後
屋根＋外壁の同時施工：約2～3週間程度

天気が良ければスムーズに進みますが、梅雨時や台風シーズンは工期が延びる可能性があります。

Q3. 工事中、家の中で普段通りに生活できますか？

A. はい、大半の工事は在宅のままで問題ありません。
ただし、足場の組み立てや高圧洗浄の際には、窓が開けられなかったり、少し騒音が出ることがあります。
施工前にスケジュールや注意事項を丁寧にご説明し、生活にできるだけ支障が出ないよう配慮いたします。

Q4. 火災保険を使って屋根や外壁の修理はできますか？

A. はい、台風・強風・飛来物・雪害などによる「自然災害」が原因の場合、火災保険が適用されるケースがあります。
例えば、「瓦が飛んだ」「雨樋が外れた」「波板が割れた」などが該当します。
当社では申請に必要な「被害写真付き報告書」の作成もお手伝いしていますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q5. どの塗料を選べばいいのか、よくわからなくて…

A. ご安心ください。塗料はたくさんの種類があり、それぞれ耐久性・価格・機能性が異なります。
たとえば、

予算を抑えたい方 → シリコン系
長く持たせたい方 → フッ素や無機塗料
夏の暑さが気になる方 → 遮熱塗料

といった選び方があります。お住まいの環境やご希望をうかがいながら、わかりやすくご提案いたします。

Q6. 見積もりは無料ですか？しつこい営業をされそうで心配です…

A. 当社では、現地調査・点検・お見積もりまですべて無料です。
また、しつこい営業や即決を迫るようなことは一切いたしません。
まずは現在のお住まいの状態をしっかりと確認し、必要な箇所のみをご提案しますので、ご安心ください。

Q7. 足場代って高いんですか？避けることはできますか？

A. 足場は安全な作業と仕上がりのために必要不可欠ですが、確かに10〜20万円前後かかることが多いです。
そのため「屋根と外壁を同時に施工することで足場代を一度に済ませる」という方法がおすすめです。
工期も短縮でき、トータルコストも抑えられます。

Q8. 施工後の保証はありますか？

A. はい、工事内容に応じて保証書を発行しています。
例として、

屋根カバー工法：最長10年保証
外壁塗装：使用塗料によって5〜10年保証

など、施工後も安心していただけるサポート体制を整えております。万が一不具合が発生した場合も迅速に対応します。

Q9. 築古住宅だけど、部分補修だけでもお願いできますか？

A. もちろん可能です。
「一部の瓦が割れている」「外壁のひび割れが気になる」など、部分的なご相談も多数承っています。
全面リフォームが必要か、部分補修で済むかは点検結果をもとにアドバイスいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。

Q10. 土日でも調査や工事は対応してもらえますか？

A. はい、事前にご予約いただければ、土日祝の現地調査・お打ち合わせにも対応可能です。
工事日もご都合に合わせて調整いたしますので、平日にお時間がとれない方もご安心ください。
ご家族が揃っているタイミングでご説明することで、ご納得のうえで進めていただけます。

まとめ｜大阪市で屋根・外壁リフォームを後回しにしないために

大阪市内では、目に見えない住宅の“老朽化”が着実に進んでいます。

とくに北区や西区のように利便性の高いエリアでは、住宅の価値を維持するための定期的なメンテナンスが欠かせません。

築20年を超えたら「点検」
築30年を超えたら「外装のリフォーム」
築40年を超えたら「屋根下地や断熱・耐震も含めたリノベ」

こうしたステップで、大切なお住まいを守っていきましょう。

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